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法多山尊永寺 愛染堂
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煩悩即菩提
放たれた矢の先にあるもの

愛染明王様がかかげる弓矢は煩 悩即菩提の教えを象徴するものなのです。
人間の欲心は否定されるのではなく、むしろ目標を達成させるエネルギーとして生かされるべきで、その欲を仏の願い(人々を救済したいという”大きな大きな欲”)に近づけていこうとする歩みが成仏(仏となる様=悟り)の要諦。諦めによる欲望の抑制は停滞を生み出します。欲望も意味があって生来備わっているという概念が真言密教では説かれております。